あれ、何か悪いものでも食べた……?(付録;コンフラックス感想)
2009年1月28日 TCG全般
で、ギャグは?
どうも。
ギャップに弱い6号です。
ある種のパターンや持ち味が決まっている作者が、違った毛色の作品を作ると何とも言えない感激を覚えます。
ギャグ色の強い作家がシリアスな話を描いたり、黒い話ばかりの作家が感涙ものの話を作ると胸が高鳴ります。逆もまた然り。
そんな理由もあって『ミスミソウ』が面白いです。
それとは関係なく話そのものも相当好きなんですが。
さて、話は変わりますが、コンフラックスも非公式ながらスポイラーが完成してました。
MTG salvation版非公式スポイラー
↓
http://mtgsalvation.com/conflux-spoiler.html
折角なんで色別にちょくちょくカードを取り上げていこうかと思います。
使ってたデッキがクイッケンなので視点は偏ってるかもしれませんが、その辺りは突っ込みを加えつつ見て貰えると幸いです。
白
・≪Celestial Purge / 天界の粛清 ≫
追加の除去+苦花破壊用。
個人的に苦花を割るよりも、クイッケン同系のプレインズウォーカー対策として期待大。
クイッケン同系に入りそうなプレインズウォーカーで刺さらないのがジェイスくらいですし、地味にフィニッシャーも黒いのが多いです。
積む枠があれば採用されるかも。
キスキン等の白いビートが使うには強力な除去になりますね。
・≪Court Homunculus / 宮廷のホムンクルス≫
1マナ2/2で性能は十分ですが、問題は2ターン目までに出るアーティファクトがどれだけあるかと言うこと。
今回のリスト見る限りエスパー組むならコントロールの方が強そうなんですが……。
・≪Mark of Asylum / 避難所の印 ≫
サイドカード強過ぎないですか?
まあ≪Volcanic Fallout≫との兼ね合いもあるんでしょうが。
低マナの全除去が大体ダメージ系なので、サイド戦からはアドバンテージが取られにくくなるのは大きいです。
特にキスキンはアドバンテージを取るカードが多く積まれているので、コントロール側が単除去だけで凌ぐには分が悪そうです。
そしてただでさえ相性の悪い赤は言わずもがな……。
・≪Martial Coup / 軍部政変≫
アドバンテージ取り過ぎ。流石に少々重いけれど。
リミテッド10点、と言うのはともかく構築でも使用がありうるカード。
マナブーストから高速で撃つのが一番強そうなので、白いビッグマナやホワイトラッシュのようなデッキが追加のラスとして使うことは十分ありそうです。
フェアリーが減る(っぽい)ので打ち消しが減るのも高評価。
・≪Path to Exile / 流刑への道≫
軽いくせに序盤に撃てない除去。
コントロール側は依然として≪糾弾≫で良いのですが、キスキンやフィッシュ等のビートダウン側がどう使うかが問題です。
強力なシステムクリーチャーや≪カメレオンの巨像≫が増えれば≪損ない≫よりも優先的に使われるかもしれません。
何にせよ≪白蘭の騎士≫の需要は上がりそうです。
・≪Scepter of Dominance / 威圧の王笏 ≫
≪氷の干渉器≫の一番強い使い方は相手のターンエンドに≪冬の宝珠≫をタップすることだった訳ですが、そんな風にアドバンテージを取る使い方は難しそうです。
今の土地事情的に2色以内なら置いて即起動出来そうなので、構築で使われる可能性は十分ありそうです。赤白に≪復讐のアジャニ≫と一緒に入れて4マナランデス2種類とか。
むしろターボフォグに入れてターンエンドに≪吠えたける鉱山≫でも寝かそうか?
アドバンテージ取れますし。
・≪Sigil of the Empty Throne / 空の玉座の印章≫
まだ≪牧歌的な教示者≫はスタンダードにある訳ですが、再利用エンチャントは何もない上にこれ自体が重いのが問題。
流石に使われないか……?
青
・≪Controlled Instincts / 控えめな本能≫
今回の青の良心。≪傲慢な完全者≫につけると嬉しさ半減。
赤相手には効きそうですが、≪瞬間凍結≫の座を奪ってまで使われるかは怪しいと思います。
・≪Encumbering Stone / 足手まといの石≫
疑似≪プロパガンダ≫。≪風立ての高地≫は妨害できないですが。
コントロール側が使うよりもビートダウン側が使って戦闘を有利にする方が強そうですが……。相手の打点が減れば殴りやすくなりますし。
環境的にアーティファクト破壊は少なめなので、長期戦を見越したコントロールがあればメインで使われることもありそうです。
って言うかサルベーションとサルーンでマナコストが違うんですが……4マナだと流石に構築は怪しいか。
・≪Ethersworn Adjudicator / エーテル宣誓会の審判人≫
≪屈辱≫付き生物。
除去能力を使うにはちょっと悠長すぎる感がありますが、恒久的な除去の上環境の黒除去が当たりにくいのは高評価です。
≪悲哀の化身≫のように自身がフィニッシャーになるにはサイズが足りないですが、除去しつつ攻撃する動きは強そうです。
≪求道者テゼレット≫のアンタップ先としても地味に嬉しい。
・≪Inkwell Leviathan / 墨溜まりのリバイアサン≫
リアニ用生物としてはこの上ない能力なんですが流石に自身が重すぎる。
どうでもいいけどこれを『セブンイレブン』と言いだした人は良い観点を持ってると思う。
・≪Master Transmuter / 練達の変成者≫
イラストも良いですが能力も良い。
cip能力持ち回収、兼除去避け、兼デカブツ高速召喚、兼≪潮の虚ろの漕ぎ手≫とコンボ。
やりたい放題ですか。
タフネスは低いですがパワーが1なのはいいですね。主に≪目覚ましヒバリ≫的な意味で。
是非隣に≪千年霊薬≫を置きたい。
黒
・≪Corrupted Roots / 堕落した根≫
お前は時代を間違えている。
付ける相手がいないのが大問題です。
話はローウィンが落ちてから聞こうか。
・≪Extractor Demon / 絞り取る悪魔≫
主に蘇生として使いそうなカード。ドレッジで蘇生してから≪ナルコメーバ≫を≪戦慄の復活≫すると……あれ、6枚しか削れてない。
何かしらのギミックはありそうですが……。
サイズは問題なしなので、有効利用できるデッキがあれば構築の出番もあるかも?
・≪Kederekt Parasite / ケデレクトの寄生魔≫
≪悪意に満ちた幻視≫とのコンボは素晴らしいのですが、≪地獄界の夢≫まで使おうとすると赤いパーマネントが足りなくなる罠。≪アッシェンムーアの抉り出し≫と≪残忍なレッドキャップ≫まで入れて無理矢理黒単とか。何と言う二律背反……。
まあデッキ作れって書いてあるようなカードだから使われるでしょう。
・≪Nyxathid / ニクサシッド≫
初期のスポイラーのままだったら……とじんちょうさんが嘆いていたのが印象深い。
同じエキスパンションなのに前述の≪ケデレクトの寄生魔≫とは何一つ噛み合わないのが面白い。
≪リリアナ・ヴェス≫や≪遁走の王笏≫といった恒久的なハンデス手段は存在するので、メガハンデスのフィニッシャーとしてどうぞ。
って言うかメガハンデス組む気まんまんだったのにこいつすっかり忘れてたよ。
あと≪戦慄の金屑≫に謝れ。
・≪Rotting Rats / 朽ちゆくネズミ≫
うん、ナイスネズミ。自分も痛いけれど。
メガハンデス復活がなるのかはこれ次第?
・≪Scepter of Fugue / 遁走の王笏≫
今回一番注目しているカード。拘束はきついがアドバンテージの取り方がやばい。
≪梅沢の十手≫がありながら(むしろそれが装備できるから?)あれだけ≪鼠の短牙≫が使われたことを考えると、アーティファクト破壊の少ない今回ではむしろ追い風。
少なくともクイッケンが≪バントの魔除け≫を積む理由にはなると思う。
赤
・≪Banefire / 苦悩火≫
大雑把すぎる強カード。≪悪魔火≫があれだけ多用されたことを考えると恐ろしい。≪悪魔火≫時代以上にリムーブしたい生物は増えているんですが、まあそればかりは仕方ないね。
≪急転回≫で捌くのもいいですが≪野生の跳ね返り≫も捨てがたい。
何にせよ対策は必須です。
・≪Bloodhall Ooze / 血の間の軟泥≫
新・カトゥさんの相方候補。
1ターン目に出すと次のターンは強化されなさそうなのがチャームポイント。
全除去の巻き返し用としては少々不安が残りますが、≪苦花≫や≪花を手入れするもの≫、≪茨森の模範≫のような優秀な2マナ域も多いので使われる可能性は高いです。赤黒緑だと質より量な感じになってしまうので、2色で使うのが無難ですかね。
赤単で使う時は主力である≪運命の大立者≫で強化されないのが残念。
・≪Goblin Razerunners / ゴブリンの壊し走り≫
自己完結生物。パッと見相性の良さそうな≪田舎の破壊者≫と実はアンシナジー。
そんなの気にせず一緒に使いそうですが。
書いてあることは強いんですがちょっと除去耐性が薄いのが難点。
他に何かシナジーがあれば……≪世界のるつぼ≫の出番かッ!?
ごめんなさい。
・≪Hellspark Elemental / 地獄火花の精霊≫
名前のセンスがやばいwww
実質6点火力なのは高評価です。≪Volcanic Fallout≫で再びバーンが復権すれば構築で見かけることもあると思います。
・≪Ignite Disorder / 無秩序の点火≫
やめて!!もう青のライフは(略)
≪幽体の行列≫と綺麗に1対1交換なカード。
相当強いカードながら、白の赤メタカードがそれ以上に酷いので大変。
≪恒久の拷問≫がサイドに欠かせない時代がやってくる。
・≪Rakka Mar / ラッカ・マー≫
赤白ヒバリで使うのは楽しそう。例え除去されても最低限トークンは残せるのでアドバンテージは一応取れます。あとは≪包囲攻撃の司令官≫とポジション争いか。
伝説なのはヒバリ的には残念かも?
・≪Viashino Slaughtermaster / ヴィーアシーノの殺戮士≫
まさかの単色二段攻撃。エクステンデッドでは≪ボロスの速太刀≫とともに≪アラーラの力≫のお供になりそうです。
スタンダードでも≪卓越の印章≫や≪ロクソドンの戦鎚≫と言ったカードがあるので、その破壊力は馬鹿に出来ないです。≪サルカン・ヴォル≫の速攻や≪遍歴の騎士、エルズペス≫の飛行パンチはうんざりできそうな威力。
・≪Volcanic Fallout≫
巷の最注目カード。至れり尽くせりの内容ですが少しは≪炎渦竜巻≫のことも思い出してあげてください。
≪苦悩火≫とともに優秀な本体火力としても活躍してくれそうです。
・≪Voracious Dragon / 大食のドラゴン≫
相方が多い上に本人のスペックも高いので相当できる子。
≪包囲攻撃の司令官≫から≪大食のドラゴン≫で本体8点+8/8飛行が残るのは新手のギャグかと。
サクリファイス手段としても重要なので、パクトゴブリンがメタに戻ってくることも考えられます。
・≪Worldheart Phoenix / 世界心のフェニックス≫
素のスペックが低い上に、5色が出そうなデッキはディスカード手段を持っていない悲劇。そう言えば墓地からプレイだから消されるんですねこれ。
いつでも戻ってこれるのは強いんですが……。
緑
・≪Filigree Fracture / 金線の破れ目≫
1マナ軽い≪帰化≫と比べてどっちを優先するのだろうか。
そう言えばこれってその色の最後のパーマネントを破壊した場合はドローできないのかな?
・≪Noble Hierarch / 貴族の教主≫
飛行を持たないのがむしろメリットの今の環境においては、≪極楽鳥≫の上位互換と言っても過言ではないでしょう。
ビートダウン、特にステロイドやバントなどでは必須の1枚となりえます。
レガシーやエクテンでも使用されることは多いと思います。
・≪Scattershot Archer / 散弾の射手≫
エルフなんですよねこれ……。
タフネス2だけで我慢してよもう。
苦花だけでなくキスキンへのキラーカードとしても優秀。
・≪Shard Convergence / 断片の収斂≫
過激にアドバンテージは取れるのですが果たして活用する方法はあるのだろうか?
CALがアサルトの威力を上げるために……いや、それなら≪穣土からの生命≫でいいな。
デュアルランドやギルドランドが使えれば強そうなんですが。
・≪Thornling≫
≪変異種≫に比べて制圧力はなくなったものの、破壊力はこちらの方が上。
ただ環境的に破壊する以外の除去が多いのも確か。
≪薄暮の大霊≫とどちらを使うか悩みます。
・≪Tukatongue Thallid / ツカタンのサリッド≫
あんまりシナジーのなさそうなクリーチャータイプであることを除けば優秀なトークン生産クリーチャー。≪カルデラの乱暴者≫とは地味に相性が良い。地味すぎるが。あとは1マナ域が必要とされているかどうか。
マルチカラー
・≪Apocalypse Hydra / 黙示録のハイドラ≫
書いてあることは過激だがどうせターンが返ってくることを前提にするならば≪シヴのヘルカイト≫でも良い気がする。
リミテッドで泣く泣く6マナでキャストしてる自分が目に浮かぶ。
・≪Child of Alara / アラーラの子≫
書いてあることは凄いんだけど実は自殺する手段がないと死んでくれなさそうな人。対消滅するのか?≪消耗の儀式≫で投げるのか?
≪残酷な根本原理≫で生贄に捧げるか悩みそう。
・≪Conflux / 衝合≫
≪ドリーム・ホール≫からこれをプレイすると人が死ぬのは有名な話。
≪残酷な根本原理≫や≪プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス≫と違って盤面を巻き返せるわけではない為、クイッケンが積むには重いと言わざるを得ない。
≪否定の契約≫や≪殺戮の契約≫が持ってこれれば使われたかもしれないのに。
書いてあることはおかしいので要注意。
・≪Gwafa Hazid, Profiteer / 成金、グヮファ・ハジード≫
本人に除去耐性がほぼ皆無なので、すぐ殺されるとアドバンテージを得られない悲しい生物。≪妨げる光≫のような単発回避じゃ役に立たないので、構築で使うには恒久的に守れる手段が必須かと。
あれ、何か被覆を持たせる装備品があったような?
・≪Hellkite Hatchling / ヘルカイトの雛≫
最低でも一匹は貪食しないと戦力にならないですが、それを差し引いてもこのマナコストの割に高い能力を持っているのでホードの最後の一押しに役立ちそうです。
≪捕食者のドラゴン≫じゃ重いって人にはこれ。
・≪Knight of the Reliquary / 聖遺の騎士≫
マナブースト兼マナ安定のナイスカード。自己完結している能力なので構築で使われる可能性は大いにあります。
レガシーのNWOやATS、CALなんかに積むと面白いかも知れません。
・≪Maelstrom Archangel / 大渦の大天使≫
ある程度の除去耐性持ちでこの能力は素晴らしい。
隙は増えますが≪ロクソドンの戦鎚≫を持たせて殴りたいです。
≪若き群れのドラゴン≫と同様に不利な局面を巻き返せるカードとして重宝しそうです。≪謎めいた命令≫で無理矢理通す価値はありそう。
・≪Malfegor / マルフェゴール≫
色を象徴するような大味カード。
能力にスタックしてバウンスされると涙が止まらないので、対クリーチャーデッキ用のサイドカードになりそうです。
場合によってはコントロールデッキが使うこともあるかもしれません。
・≪Meglonoth / メガロノス≫
制圧力のあるフィニッシャー。この色のビッグマナで使われることは多そうですが……正直もうファッティは十分な感が。
・≪Nicol Bolas, Planeswalker / プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス≫
≪大渦の大天使≫から出てくると人が死ぬ。
≪残酷な根本原理≫がプレイできるのが8ターン目以降であることも少なくないので、マナコストはある意味根本原理より軽いとも言える。
また最も脅威となるクリーチャーを除去できるので、プロテクションや被覆を持たないフィニッシャーをコントロールが採用することは難しくなるでしょう。
今まで以上に青命令の需要が上がりそうな……。
・≪Progenitus / 大祖始≫
史上最強クラスのフィニッシャー。
出す条件は厳しいが≪劇的な入場≫すればほぼ勝ちの大雑把さが素敵。
レガシーで≪自然の秩序≫から持ってきたりするのも○。
二コル対策としてクイッケンに積むのもあり?
・≪Scarland Thrinax / 傷跡の地のトリナクス≫
貴重なサクリファイス要員、なんですが初代≪トリナクス≫と合わせて8積みするとマナベースが凄いことになりそう。
でも多分組むなら両方積むんだろうなぁ。
・≪Shambling Remains / よろめく死体≫
タフネスは下がったものの≪アッシェンムーアの抉り出し≫に比べて遜色のない性能。でもあんまり今のカードのマイナーチェンジ版出されてもなぁ。
・≪Sphinx Summoner / スフィンクスの召喚士≫
これから≪覇者シャルム≫の動きは半端ない。
本人のスペックもかなり高く、エスパーのコントロールを組むなら必須のカードになりそうです。
・≪Valeron Outlander / ヴァレロンの異国者≫
フィッシュ、と言うかクロックパーミを組みたくなる1枚。
是非とも≪卓越の印章≫を持たせたい。
こんなところですかね。
結局ほぼ全部書いてしまったので流石に疲れました。
今のところは新デッキとしてメガハンデス、エスパーコン、白緑ビートなんかを考えてるんですが形にするのは遠そうです。
個人的に今回は構築意欲の湧くカードが多く、良い感じなんですが皆さんはどうでしょうか?
さて、長くなってしまいましたが今日はこれで終わりです。
それでは。
どうも。
ギャップに弱い6号です。
ある種のパターンや持ち味が決まっている作者が、違った毛色の作品を作ると何とも言えない感激を覚えます。
ギャグ色の強い作家がシリアスな話を描いたり、黒い話ばかりの作家が感涙ものの話を作ると胸が高鳴ります。逆もまた然り。
そんな理由もあって『ミスミソウ』が面白いです。
それとは関係なく話そのものも相当好きなんですが。
さて、話は変わりますが、コンフラックスも非公式ながらスポイラーが完成してました。
MTG salvation版非公式スポイラー
↓
http://mtgsalvation.com/conflux-spoiler.html
折角なんで色別にちょくちょくカードを取り上げていこうかと思います。
使ってたデッキがクイッケンなので視点は偏ってるかもしれませんが、その辺りは突っ込みを加えつつ見て貰えると幸いです。
白
・≪Celestial Purge / 天界の粛清 ≫
追加の除去+苦花破壊用。
個人的に苦花を割るよりも、クイッケン同系のプレインズウォーカー対策として期待大。
クイッケン同系に入りそうなプレインズウォーカーで刺さらないのがジェイスくらいですし、地味にフィニッシャーも黒いのが多いです。
積む枠があれば採用されるかも。
キスキン等の白いビートが使うには強力な除去になりますね。
・≪Court Homunculus / 宮廷のホムンクルス≫
1マナ2/2で性能は十分ですが、問題は2ターン目までに出るアーティファクトがどれだけあるかと言うこと。
今回のリスト見る限りエスパー組むならコントロールの方が強そうなんですが……。
・≪Mark of Asylum / 避難所の印 ≫
サイドカード強過ぎないですか?
まあ≪Volcanic Fallout≫との兼ね合いもあるんでしょうが。
低マナの全除去が大体ダメージ系なので、サイド戦からはアドバンテージが取られにくくなるのは大きいです。
特にキスキンはアドバンテージを取るカードが多く積まれているので、コントロール側が単除去だけで凌ぐには分が悪そうです。
そしてただでさえ相性の悪い赤は言わずもがな……。
・≪Martial Coup / 軍部政変≫
アドバンテージ取り過ぎ。流石に少々重いけれど。
リミテッド10点、と言うのはともかく構築でも使用がありうるカード。
マナブーストから高速で撃つのが一番強そうなので、白いビッグマナやホワイトラッシュのようなデッキが追加のラスとして使うことは十分ありそうです。
フェアリーが減る(っぽい)ので打ち消しが減るのも高評価。
・≪Path to Exile / 流刑への道≫
軽いくせに序盤に撃てない除去。
コントロール側は依然として≪糾弾≫で良いのですが、キスキンやフィッシュ等のビートダウン側がどう使うかが問題です。
強力なシステムクリーチャーや≪カメレオンの巨像≫が増えれば≪損ない≫よりも優先的に使われるかもしれません。
何にせよ≪白蘭の騎士≫の需要は上がりそうです。
・≪Scepter of Dominance / 威圧の王笏 ≫
≪氷の干渉器≫の一番強い使い方は相手のターンエンドに≪冬の宝珠≫をタップすることだった訳ですが、そんな風にアドバンテージを取る使い方は難しそうです。
今の土地事情的に2色以内なら置いて即起動出来そうなので、構築で使われる可能性は十分ありそうです。赤白に≪復讐のアジャニ≫と一緒に入れて4マナランデス2種類とか。
むしろターボフォグに入れてターンエンドに≪吠えたける鉱山≫でも寝かそうか?
アドバンテージ取れますし。
・≪Sigil of the Empty Throne / 空の玉座の印章≫
まだ≪牧歌的な教示者≫はスタンダードにある訳ですが、再利用エンチャントは何もない上にこれ自体が重いのが問題。
流石に使われないか……?
青
・≪Controlled Instincts / 控えめな本能≫
今回の青の良心。≪傲慢な完全者≫につけると嬉しさ半減。
赤相手には効きそうですが、≪瞬間凍結≫の座を奪ってまで使われるかは怪しいと思います。
・≪Encumbering Stone / 足手まといの石≫
疑似≪プロパガンダ≫。≪風立ての高地≫は妨害できないですが。
コントロール側が使うよりもビートダウン側が使って戦闘を有利にする方が強そうですが……。相手の打点が減れば殴りやすくなりますし。
環境的にアーティファクト破壊は少なめなので、長期戦を見越したコントロールがあればメインで使われることもありそうです。
って言うかサルベーションとサルーンでマナコストが違うんですが……4マナだと流石に構築は怪しいか。
・≪Ethersworn Adjudicator / エーテル宣誓会の審判人≫
≪屈辱≫付き生物。
除去能力を使うにはちょっと悠長すぎる感がありますが、恒久的な除去の上環境の黒除去が当たりにくいのは高評価です。
≪悲哀の化身≫のように自身がフィニッシャーになるにはサイズが足りないですが、除去しつつ攻撃する動きは強そうです。
≪求道者テゼレット≫のアンタップ先としても地味に嬉しい。
・≪Inkwell Leviathan / 墨溜まりのリバイアサン≫
リアニ用生物としてはこの上ない能力なんですが流石に自身が重すぎる。
どうでもいいけどこれを『セブンイレブン』と言いだした人は良い観点を持ってると思う。
・≪Master Transmuter / 練達の変成者≫
イラストも良いですが能力も良い。
cip能力持ち回収、兼除去避け、兼デカブツ高速召喚、兼≪潮の虚ろの漕ぎ手≫とコンボ。
やりたい放題ですか。
タフネスは低いですがパワーが1なのはいいですね。主に≪目覚ましヒバリ≫的な意味で。
是非隣に≪千年霊薬≫を置きたい。
黒
・≪Corrupted Roots / 堕落した根≫
お前は時代を間違えている。
付ける相手がいないのが大問題です。
話はローウィンが落ちてから聞こうか。
・≪Extractor Demon / 絞り取る悪魔≫
主に蘇生として使いそうなカード。ドレッジで蘇生してから≪ナルコメーバ≫を≪戦慄の復活≫すると……あれ、6枚しか削れてない。
何かしらのギミックはありそうですが……。
サイズは問題なしなので、有効利用できるデッキがあれば構築の出番もあるかも?
・≪Kederekt Parasite / ケデレクトの寄生魔≫
≪悪意に満ちた幻視≫とのコンボは素晴らしいのですが、≪地獄界の夢≫まで使おうとすると赤いパーマネントが足りなくなる罠。≪アッシェンムーアの抉り出し≫と≪残忍なレッドキャップ≫まで入れて無理矢理黒単とか。何と言う二律背反……。
まあデッキ作れって書いてあるようなカードだから使われるでしょう。
・≪Nyxathid / ニクサシッド≫
初期のスポイラーのままだったら……とじんちょうさんが嘆いていたのが印象深い。
同じエキスパンションなのに前述の≪ケデレクトの寄生魔≫とは何一つ噛み合わないのが面白い。
≪リリアナ・ヴェス≫や≪遁走の王笏≫といった恒久的なハンデス手段は存在するので、メガハンデスのフィニッシャーとしてどうぞ。
って言うかメガハンデス組む気まんまんだったのにこいつすっかり忘れてたよ。
あと≪戦慄の金屑≫に謝れ。
・≪Rotting Rats / 朽ちゆくネズミ≫
うん、ナイスネズミ。自分も痛いけれど。
メガハンデス復活がなるのかはこれ次第?
・≪Scepter of Fugue / 遁走の王笏≫
今回一番注目しているカード。拘束はきついがアドバンテージの取り方がやばい。
≪梅沢の十手≫がありながら(むしろそれが装備できるから?)あれだけ≪鼠の短牙≫が使われたことを考えると、アーティファクト破壊の少ない今回ではむしろ追い風。
少なくともクイッケンが≪バントの魔除け≫を積む理由にはなると思う。
赤
・≪Banefire / 苦悩火≫
大雑把すぎる強カード。≪悪魔火≫があれだけ多用されたことを考えると恐ろしい。≪悪魔火≫時代以上にリムーブしたい生物は増えているんですが、まあそればかりは仕方ないね。
≪急転回≫で捌くのもいいですが≪野生の跳ね返り≫も捨てがたい。
何にせよ対策は必須です。
・≪Bloodhall Ooze / 血の間の軟泥≫
新・カトゥさんの相方候補。
1ターン目に出すと次のターンは強化されなさそうなのがチャームポイント。
全除去の巻き返し用としては少々不安が残りますが、≪苦花≫や≪花を手入れするもの≫、≪茨森の模範≫のような優秀な2マナ域も多いので使われる可能性は高いです。赤黒緑だと質より量な感じになってしまうので、2色で使うのが無難ですかね。
赤単で使う時は主力である≪運命の大立者≫で強化されないのが残念。
・≪Goblin Razerunners / ゴブリンの壊し走り≫
自己完結生物。パッと見相性の良さそうな≪田舎の破壊者≫と実はアンシナジー。
そんなの気にせず一緒に使いそうですが。
書いてあることは強いんですがちょっと除去耐性が薄いのが難点。
他に何かシナジーがあれば……≪世界のるつぼ≫の出番かッ!?
ごめんなさい。
・≪Hellspark Elemental / 地獄火花の精霊≫
名前のセンスがやばいwww
実質6点火力なのは高評価です。≪Volcanic Fallout≫で再びバーンが復権すれば構築で見かけることもあると思います。
・≪Ignite Disorder / 無秩序の点火≫
やめて!!もう青のライフは(略)
≪幽体の行列≫と綺麗に1対1交換なカード。
相当強いカードながら、白の赤メタカードがそれ以上に酷いので大変。
≪恒久の拷問≫がサイドに欠かせない時代がやってくる。
・≪Rakka Mar / ラッカ・マー≫
赤白ヒバリで使うのは楽しそう。例え除去されても最低限トークンは残せるのでアドバンテージは一応取れます。あとは≪包囲攻撃の司令官≫とポジション争いか。
伝説なのはヒバリ的には残念かも?
・≪Viashino Slaughtermaster / ヴィーアシーノの殺戮士≫
まさかの単色二段攻撃。エクステンデッドでは≪ボロスの速太刀≫とともに≪アラーラの力≫のお供になりそうです。
スタンダードでも≪卓越の印章≫や≪ロクソドンの戦鎚≫と言ったカードがあるので、その破壊力は馬鹿に出来ないです。≪サルカン・ヴォル≫の速攻や≪遍歴の騎士、エルズペス≫の飛行パンチはうんざりできそうな威力。
・≪Volcanic Fallout≫
巷の最注目カード。至れり尽くせりの内容ですが少しは≪炎渦竜巻≫のことも思い出してあげてください。
≪苦悩火≫とともに優秀な本体火力としても活躍してくれそうです。
・≪Voracious Dragon / 大食のドラゴン≫
相方が多い上に本人のスペックも高いので相当できる子。
≪包囲攻撃の司令官≫から≪大食のドラゴン≫で本体8点+8/8飛行が残るのは新手のギャグかと。
サクリファイス手段としても重要なので、パクトゴブリンがメタに戻ってくることも考えられます。
・≪Worldheart Phoenix / 世界心のフェニックス≫
素のスペックが低い上に、5色が出そうなデッキはディスカード手段を持っていない悲劇。そう言えば墓地からプレイだから消されるんですねこれ。
いつでも戻ってこれるのは強いんですが……。
緑
・≪Filigree Fracture / 金線の破れ目≫
1マナ軽い≪帰化≫と比べてどっちを優先するのだろうか。
そう言えばこれってその色の最後のパーマネントを破壊した場合はドローできないのかな?
・≪Noble Hierarch / 貴族の教主≫
飛行を持たないのがむしろメリットの今の環境においては、≪極楽鳥≫の上位互換と言っても過言ではないでしょう。
ビートダウン、特にステロイドやバントなどでは必須の1枚となりえます。
レガシーやエクテンでも使用されることは多いと思います。
・≪Scattershot Archer / 散弾の射手≫
エルフなんですよねこれ……。
タフネス2だけで我慢してよもう。
苦花だけでなくキスキンへのキラーカードとしても優秀。
・≪Shard Convergence / 断片の収斂≫
過激にアドバンテージは取れるのですが果たして活用する方法はあるのだろうか?
CALがアサルトの威力を上げるために……いや、それなら≪穣土からの生命≫でいいな。
デュアルランドやギルドランドが使えれば強そうなんですが。
・≪Thornling≫
≪変異種≫に比べて制圧力はなくなったものの、破壊力はこちらの方が上。
ただ環境的に破壊する以外の除去が多いのも確か。
≪薄暮の大霊≫とどちらを使うか悩みます。
・≪Tukatongue Thallid / ツカタンのサリッド≫
あんまりシナジーのなさそうなクリーチャータイプであることを除けば優秀なトークン生産クリーチャー。≪カルデラの乱暴者≫とは地味に相性が良い。地味すぎるが。あとは1マナ域が必要とされているかどうか。
マルチカラー
・≪Apocalypse Hydra / 黙示録のハイドラ≫
書いてあることは過激だがどうせターンが返ってくることを前提にするならば≪シヴのヘルカイト≫でも良い気がする。
リミテッドで泣く泣く6マナでキャストしてる自分が目に浮かぶ。
・≪Child of Alara / アラーラの子≫
書いてあることは凄いんだけど実は自殺する手段がないと死んでくれなさそうな人。対消滅するのか?≪消耗の儀式≫で投げるのか?
≪残酷な根本原理≫で生贄に捧げるか悩みそう。
・≪Conflux / 衝合≫
≪ドリーム・ホール≫からこれをプレイすると人が死ぬのは有名な話。
≪残酷な根本原理≫や≪プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス≫と違って盤面を巻き返せるわけではない為、クイッケンが積むには重いと言わざるを得ない。
≪否定の契約≫や≪殺戮の契約≫が持ってこれれば使われたかもしれないのに。
書いてあることはおかしいので要注意。
・≪Gwafa Hazid, Profiteer / 成金、グヮファ・ハジード≫
本人に除去耐性がほぼ皆無なので、すぐ殺されるとアドバンテージを得られない悲しい生物。≪妨げる光≫のような単発回避じゃ役に立たないので、構築で使うには恒久的に守れる手段が必須かと。
あれ、何か被覆を持たせる装備品があったような?
・≪Hellkite Hatchling / ヘルカイトの雛≫
最低でも一匹は貪食しないと戦力にならないですが、それを差し引いてもこのマナコストの割に高い能力を持っているのでホードの最後の一押しに役立ちそうです。
≪捕食者のドラゴン≫じゃ重いって人にはこれ。
・≪Knight of the Reliquary / 聖遺の騎士≫
マナブースト兼マナ安定のナイスカード。自己完結している能力なので構築で使われる可能性は大いにあります。
レガシーのNWOやATS、CALなんかに積むと面白いかも知れません。
・≪Maelstrom Archangel / 大渦の大天使≫
ある程度の除去耐性持ちでこの能力は素晴らしい。
隙は増えますが≪ロクソドンの戦鎚≫を持たせて殴りたいです。
≪若き群れのドラゴン≫と同様に不利な局面を巻き返せるカードとして重宝しそうです。≪謎めいた命令≫で無理矢理通す価値はありそう。
・≪Malfegor / マルフェゴール≫
色を象徴するような大味カード。
能力にスタックしてバウンスされると涙が止まらないので、対クリーチャーデッキ用のサイドカードになりそうです。
場合によってはコントロールデッキが使うこともあるかもしれません。
・≪Meglonoth / メガロノス≫
制圧力のあるフィニッシャー。この色のビッグマナで使われることは多そうですが……正直もうファッティは十分な感が。
・≪Nicol Bolas, Planeswalker / プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス≫
≪大渦の大天使≫から出てくると人が死ぬ。
≪残酷な根本原理≫がプレイできるのが8ターン目以降であることも少なくないので、マナコストはある意味根本原理より軽いとも言える。
また最も脅威となるクリーチャーを除去できるので、プロテクションや被覆を持たないフィニッシャーをコントロールが採用することは難しくなるでしょう。
今まで以上に青命令の需要が上がりそうな……。
・≪Progenitus / 大祖始≫
史上最強クラスのフィニッシャー。
出す条件は厳しいが≪劇的な入場≫すればほぼ勝ちの大雑把さが素敵。
レガシーで≪自然の秩序≫から持ってきたりするのも○。
二コル対策としてクイッケンに積むのもあり?
・≪Scarland Thrinax / 傷跡の地のトリナクス≫
貴重なサクリファイス要員、なんですが初代≪トリナクス≫と合わせて8積みするとマナベースが凄いことになりそう。
でも多分組むなら両方積むんだろうなぁ。
・≪Shambling Remains / よろめく死体≫
タフネスは下がったものの≪アッシェンムーアの抉り出し≫に比べて遜色のない性能。でもあんまり今のカードのマイナーチェンジ版出されてもなぁ。
・≪Sphinx Summoner / スフィンクスの召喚士≫
これから≪覇者シャルム≫の動きは半端ない。
本人のスペックもかなり高く、エスパーのコントロールを組むなら必須のカードになりそうです。
・≪Valeron Outlander / ヴァレロンの異国者≫
フィッシュ、と言うかクロックパーミを組みたくなる1枚。
是非とも≪卓越の印章≫を持たせたい。
こんなところですかね。
結局ほぼ全部書いてしまったので流石に疲れました。
今のところは新デッキとしてメガハンデス、エスパーコン、白緑ビートなんかを考えてるんですが形にするのは遠そうです。
個人的に今回は構築意欲の湧くカードが多く、良い感じなんですが皆さんはどうでしょうか?
さて、長くなってしまいましたが今日はこれで終わりです。
それでは。
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