ISBN:4063320677 コミック じゅきあきら・T 講談社 ¥420

カトリー−−ーヌ!!

と言うことで(どんなことでか分かった人、是非僕のもとにご一報を)第一回目は『海の大陸NOA』です。
僕が漫画を語る上で絶対に外せないのがこの作品です。僕の偏った漫画遍歴の中でも例外的に輝く極上の厚み(少年誌だから本は薄いですが)、原点とも言える作品です。

この作品の凄さはなんと言ってもそのしぶとさと斬新さにあります。1990年代末期……『ポケモン』やら『ミニ四駆』やらにコロコロが傾倒し始めた頃に、何のタイアップも無しに『ファンタジーギャグ』という前人未到のジャンルに手を出すこの斬新さ!ストーリーと設定全般、そしてギャグのセンスににじみ出る作者のしぶとさ!その姿はまるでボンボン編集部が、連載作品をタイアップもののみに移行しようとする流れに、必死で抗っているかのようで、鮮烈に僕の心に焼きつきました。(まあ昔はそんな難しいこと考えずに読んで、猛烈に面白かったんですが。)
なにより一番凄いのが、大人の事情(当時はそんなこと知らずに3年もしぶとく買い続けましたよ)により連載中止……になったかと思いきやなんと七年も経った後に連載再会する現象。そして、絵の変化はあるものの、色褪せていない問答無用の面白さ……(余談ですが、その月の購買層は狙ったかのように上の年齢にシフトしたらしいです)。いやはや、なんとも……。

正に新感覚のこの作品は単なる少年漫画の枠には収まらないと思いますので、しばらく笑ってないなーという人は是非読んでみて下さい。

……なんかちっとも表現しきれてない……

あと、同時期に連載されていた作品はカオスっぷりは半端ないですが名作ぞろいですので、そちらも合わせて是非。

コメント

nophoto
moki
2007年2月6日18:22

http://heo.jp/tag/
これで色が付けられたり付けられなかったりした。
多分。

http://blog.livedoor.jp/hope1218/?blog_id=1426668
の住人より。

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